2015年3月号は小梅ちゃん&そらくんをご紹介です♪ |
「お母さん、心配しないでニャ♪」 お利口さんで仲良くお留守番する小梅ちゃん&そらくんです☆ |
◆今月は森澤さんご本人に、小梅ちゃん&そらくんのお話をしていただきました♪
2009年の秋、その年の夏にクロと言う名の猫を13歳で亡くし悲しみから立ち直れずにいた私の元に、小梅(当時推定4歳) と そら(当時推定3歳) が徳島県鳴門市からやって来ました。
鳴門の海を目の前に臨む大きなお屋敷で、たくさんの仲間の猫たち、そして優しいお母さんとお姉さん。
何不自由なくのびのびと賑やかに暮らしていた二人の運命は、突然のお母さんの死によって大きく変わってしまったんです。
小さなキャリーに入れられて飛行機に乗せられ、お姉さんに連れられてやって来た小梅と そら。
憔悴しきったお姉さん(私の友達)の姿。 仲間の猫達もいない知らない街の狭いお家。 そしてクロへの想いから立ち直れないでいる新しいお母さんになる私。
言葉は話せなくても気持ちで伝わるものがあったのでしょうね。 そんな私に二人はなかなか心を開いてくれませんでした。
ますます可愛くなくなってもう元のお宅に帰そうかと思ったりもしました。
でももうあの大きなお屋敷はなく、小梅と そら以外にも数匹を里子に出し、それでもまだ残った6匹を連れて小さなアパートに移った友達に対してそんな事を言い出すことは出来ませんでした。
もやもやしながらもそのまま月日は流れて、気付けば私達三人はいつの間にか本当の家族になっていました。
今では二人とも私にとってなくてはならない唯一無二の存在です。
元は鳴門のお宅の近所で保護された野良ちゃんですが、お母さんとお姉さんが愛情いっぱいに育ててくれたからでしょうね。 この子達はとても優しく穏やかないい子達です。
お姉ちゃんの小梅はおしゃまさんでちょっぴりヤキモチ焼き。
2014年の夏、弟の そらに心臓の病気が見つかって以来病院に通っているのですが、そらだけ連れて2~3時間留守にすると、いつもは絶対にそんな事をしない小梅がリビングの床に粗相をしたりイタズラをしてたりするんです。
きっと一人残されて不安で心配で淋しかったんでしょうね。 でも、そらを連れて帰ると、「どこに行ってたの~?」 と言わんばかりに駆け寄って一生懸命に そらの顔を舐めてやる姿に小梅の優しい気持ちを感じます。
小梅より一つ年下の そらは、身体こそ小梅の1.5倍も大きいのにとても臆病でおっとりやさん。 私のくしゃみにさえ、「ビクッ」 と驚いて膝から飛び降りて逃げて行くほど。
おしゃべりが好きで、いつもにゃーにゃー何か話しかけて来ます。 最初はなんでそんなに鳴くのか分からずかなり困惑しましたが、何か理由があって鳴いているのではなく、おしゃべりしてるんだとわかってからは私の気持ちも楽になりました。
名前を呼ぶとちゃんとお返事をしてくれるのがとっても可愛いです。
心臓のお薬も朝晩上手におとなしく飲んでくれるお利口さん。 決して、「シャーッ」 なんて怒ったりしないんですよ。
そして二人はとても甘えん坊でとても仲良し。 いつも双子のようにシンクロしてます(笑)。 本当の姉弟かどうかはわかりませんが、本当によく似ていて仲良しです。
一人暮らしの私の毎日に張り合いをくれる小梅とそら。 私にとっては生き甲斐であり可愛い娘と息子。 今年の初夏には二人は10歳と9歳になります。
いつか来る別れの日を思うと涙がこぼれそうになるし、こんなにいつもくっついて仲良しの二人なのにどちらかが先にいなくなったら… と思うと心臓をぎゅーっとつかまれる様な気持ちになりますが、今は一日でも長く三人でいられる事を願って、私も二人がくれる愛に負けないくらいたくさんの愛を小梅と そらにあげようと思います。
ここまでが森澤さんによる 小梅ちゃん&そらくんのお話でした☆ そして…
ふたりのお留守番中にお世話に伺うと、玄関で待っていてくれる小梅ちゃんと そらくん。 念入りにニオイチェックを済ませるとキッチンへ向かいごはんのおねだり♪
「間違いないニャ! 知ってるお姉さんだニャ!」
そらくんは、ごはん前にお薬を飲んでいますが、苦いお薬も上手に飲んでくれます!
キッチンでごはんの準備をしている間は、足もとに座ってジーッとこちらを見上げる小梅ちゃん。
「お行儀よく待ってるニャ♪」
大好きなウェットフードをパクパク嬉しそうに食べてくれます!
そらくんは食べるのがちょっぴり苦手で、一生懸命ペロペロしますがなかなかお口に入りません…
スプーンで少しずつお口の前に持っていくと、ゆっくりと食べてくれます☆
食後は、おもちゃの前に座って、「遊ぼう」 とアピールをしてくれる小梅ちゃん!
「お姉さん!そろそろお遊びの時間ニャ♪」
ふたりとも素早いパンチを披露してくれ、おもちゃをGET♪
「ボクの高速パンチ見えるかニャ?☆」
ブラッシングも大好きで、ブラシを持つと駆け寄ってきてくれ、うっとり気持ちよさそうにしてくれます。
「ブラシ大好き☆ 気持ちいいニャ~♪」
ソファーに座ると膝に乗ってきたり、隣に座ってくれたりととっても甘えん坊さんなふたりです☆