2003年5月号は コロくんをご紹介です♪ |
「今年も綺麗に咲いたなぁ♪」 15回目の桜のお花見に満足そうなコロくんです☆ |
太田さんとコロくんの出会いは今から15年ほど前、ちょうど太田さん宅で「犬を飼おうか」という話が出てから間もなくのことでした。
商店街の果物屋さんから「近所で生まれた子犬の貰い手を探している」と連絡があり、お母さまがお買い物ついでに見に行くことに…。そこにいたのは生後2,3ヶ月のちんまりした茶色い子犬。さっそく抱っこしてみた お母さまは、あまりの可愛さに一目で“やられて”しまったようです!
子犬はまもなく、“だいこん”と書かれたダンボール箱に入れられて、果物屋さんの車で太田家に“配達”(?) されてきました。「“サザエさん”や“ちびまる子ちゃん”によく出てきそうな“いかにもその辺にいそうな犬”でしたので、名前も“コロ、シロ、ポチ”なんかがピッタリ。ちっちゃくてコロコロしてるから“コロ” と、すぐに名前も決まりました。」と太田さん。
初めは“だいこん”の箱に入ったまま玄関に置かれて、夜は寂しくてピーピー鳴いていたので、ご家族 みんなで代わる代わる見に行っていたそうですが、そのうち慣れてくると、雷が鳴ろうが台風が来ようが全く気にせずにひっくり返ってオナカを出して寝ているようになりました♪
そんなコロくんのお家が、“だいこんの箱”から新しい小屋に替わった時に太田さんが、「今日からコロちゃん はここで寝るんだよ」と小屋の前に連れていくと、赤い屋根の庭付き一戸建てに興味津々! しかし、中を覗いてはみるものの、暗いからか不審がってなかなか中に入ってくれなかったようです。その時の、後足だけ小屋の外にきちんと揃えて残し、頭をつっこんで長~く伸びて中を確認している様子がとても可愛くて印象的だったそうです。
それからほどなくしたある日の朝、起きてみると、今までたれていた両耳が突然立っていてビックリ! 耳はとても大きくて、シェパードの子供とよく間違われたそうです。「耳が立った途端に急にものすごく 生意気そうなイタズラな顔になったのも驚きでした!」と太田さん。
「立派なお耳でしょ♪」
とっても丈夫で、病気しらずで育ったコロくん。 5月で15歳になりますがゴハンもよく食べ、お散歩でも走ったり、ズンズン歩き元気一杯! でも最近はちょっと足腰がニブッたのか、階段の登り際でよく転んでペッチャンコになっているそうです。
「今日は転ばなかったよ♪」
また、脚が細いので、側溝の穴にはまって突然「低く」なっちゃうことも…。
少し高いソファーの上に飛び乗り損なって、両手をソファーの上に上げたまま、足は地面に残ってしまって「長~く」なっちゃうコロくん。もっと高いところに上がり損ねて両手で掴まったまま脚をグルグル 「自転車こぎ」してジタバタしているときは黙って優しくおしりを支えてあげる太田さんです。
色々なしぐさで楽しませて(?)くれるコロくんですが、太田さんが一番お気に入り(?)なのが“眠いクセに我慢をしている時”のコロくん。丸くなっても首だけは真っ直ぐ伸ばして頑張っているのですが、いつもはピンと立っている大きな耳が頭と平行にたれてきて、いつのまにか目を閉じて、コックリ、コックリ、船を 漕ぎはじめます。
電車の中で居眠りしているサラリーマンのように、首が後ろへ「カクン」となったり、横にスライドしたり。そうこうしているうちに、首は前へ前へとだんだん低くなっていき、顔は地面スレスレに。 ついに「カクン!」と頭を地面にぶつけた瞬間、「ハッ」と目を開けてポカンとした顔で太田さんを見ているそうです。
他にも、
大好きな牛乳を飲んだ後、鼻の下を加トちゃんみたいにしているコロくん。
家の中にいる時、誰も構ってくれないと、コタツの上に前脚を載せて伸び上がり、「○▼◇*@@¥△!#??~!!」とわけのわからぬ犬語で「つまんないよー」と訴えているコロくん。
大好きなママがお買い物から帰ってくると、ソファーに立ち上がって背もたれに両肘を乗せ、車窓から外を 眺める子供みたいにしてしっぽを振っているコロくん。
と、全てのしぐさが可愛くて仕方がないといった感じの太田さんです♪
そんなコロくんのお世話に伺うと何時もお庭で気持ち良さそうにウトウトしています♪
「あれ~、もうお散歩の時間?」
しかし、一歩、門の外へ出ると「若い子たちにはまだまだ負けないぞ!」と言わんばかりに元気に走り出します。とってもパワフルなコロくんですが、お散歩の後にはチョコンと座ってオヤツをジ~ッと待ちながら甘えてくれたりと、いつも私たちを楽しませてくれます♪
そんなコロくんも今年は世田谷区で表彰される長寿犬の仲間入り!!
そして、これからも太田家の愛情を一身に受けて幸せ一杯、元気一杯の毎日です♪