昨日、ペットシッターという職業の実情(?)について軽くお話した
けど、少し調子が出てきた(?)ので、ちょっと関連するお話をさ
せてもらいますニャ(=^_^;=)
世間でのペットシッターのイメージは、「誰でもすぐに始められる
お手軽アルバイトor副業」 って感じで、他の動物関連職に比べ
てレベルが低い仕事… ってところかニャ?
確かにトリマーさんや訓練士さん、看護師さんなんかは、「誰で
もすぐに」 って訳にはいかないからニャ~。
でも、ペットシッターは、「誰でもすぐに始められる」 と聞いても
みなさんそれほど疑問には思わないんじゃないかニャ?
というのも、ペットシッターはペットのお世話をする仕事だから簡
単に言えばペットを飼ったことがある人だったら、いつも自宅で
やっていることをすればいいだけで、特殊な技術や知識は必要
なく思えるからだろうニャ。
もちろん、ざっくり言うとそういう仕事であって、そういう考えでも
やっていけることも確かですニャ。
だけど、「本当にそれだけで大丈夫なのかニャ?」 って長年ペッ
トシッターという仕事を側から見続けてきたボクとしては心配にな
っちゃうんだニャァ。
大切なペットの命を預かり、財産でもあるご自宅の鍵までお預か
りして、まさに全てを託されて行う仕事にしては、「お気軽すぎる」
んじゃないかニャ? ってニャ(=^_^;=)
キャットワンを始めた津山さんも、約14年間、ペットシッターとし
て活動してきた間に本当に色々なことを経験し、ペットシッターと
いう仕事がもつ責任の重さを数多くの場面で実感してきたようだ
しニャ。
かくいう津山さんも、初めはその、「お気軽に」 ペットシッターを
始めた人のひとり。(当時の本人は真剣だったようだけどニャ)
まぁ、14年前といえば全国でも数えるほどしかペットシッターをし
ている人はいない状態だったので、ペットシッターを目指す人の
ほとんどが、「飼い主としての経験」 のみで始めるしか方法はな
かったんだけどニャ。
だけど、実際にひとりでペットシッターという仕事に取り組み、そ
の責任の重さやそれに比例するお客様からの信頼の厚さを感じ
ていくうちに、「飼い主としての経験」 だけでは全然ダメだってこ
とに気づいたんだニャ。
ペットシッターという仕事はもっともっと真剣に取り組まなくてはい
けない仕事なんだ! そして、「人様に誇れる立派な職業として絶
対に成り立つんだ!」 って思うようになったそうだニャ!
そうした思いから、さらに経験と知識を増やすべく、どんなにお客
様からの依頼が増えてもアルバイトなどには任せず一人で365
日、朝から晩まで頑張っていたんだニャ。
しかし、そのうちペットシッターを自分一人だけで行うことに対し
ての限界を感じ始め、これではお客様に本当の安心を感じて頂
けないと考えて、真剣にこの仕事に取り組める人だけを採用し
て力を合わせてお客様をサポートできる体制にすることにした
んだニャ。
だけどその、「真剣に取り組める人」 とは、そう頻繁には出会え
ないようですニャァ(=-。-;=)
そのせいでキャットワンは、「万年人手不足状態!?」 で、いつも
新規のお客様をお受けできない状態が続いておりますニャ。
何年もの間、新規のお客様をお断りしているなんて、売上を逃し
ているわけだから会社としては失格なのかもしれないけど、もし
それでとりあえず誰でも採用してご依頼をバンバン受けていたら、
まさしくペットシッターは、「誰でも簡単にできる仕事」 って自ら
認めているようなもんだニャ。
それでは結局、キャットワンの考えに共感していただき、お世話
を任せてくださったお客様に対しての裏切り行為になってしまう
からニャ!
どんなに人手不足でもキャットワンはこの方針を変えるつもりは
ないようですニャ(=^_^;=)
だけど、採用の基準を高く設けている分、採用後のスタッフに求
めるもののハードルも自然と高くなってしまいますニャ。
スタッフのみんなも大好きなワンちゃんネコちゃんのお世話がで
きて楽しいとは思うけど、やはり何事もなく、ワンちゃん、ネコちゃ
んたちのお世話を終え、お客様に、「またよろしく!」 と言って頂
くためには、それなりの苦労や努力をしなければならないニャ!
どんな仕事でもそうだと思うけど、「楽しい」 だけではやっていけ
ない、体力的にも精神的にも辛く厳しい面も多いし、さらに、会社
の方針として、「その上を目指そう!」 となれば、そのやり方につ
いてこれないスタッフが出てくることも事実なんですニャ…(=-。-;=)
でも、キャットワンでは誰でも簡単にできる程度のサービスを目
指しているわけではないので、ある程度この取り組み方について
これない人が出ても当然だと思っていますニャ。
だって例えば、一流の料理人や職人さんを目指して弟子入りした
人の全てが一流になれるわけじゃないもんニャ(=^。^;=)
そのほとんどの人が厳しい修行に耐えられず途中で挫折してい
き、厳しい修行に耐えたほんの一握りの人だけが、一人前と呼ば
れ、「一流」 になれるチャンスを得られる訳だから、そう考えたら、
「一流を目指す」 という志のもとでは離職者が出てしまうのも当
然の結果とも思えるんだニャ。
中には、志を持っていても体調を崩してしまったり、家庭の事情
でやむを得ず仕事を離れなければならない場合もあるけどニャ。
まぁ、キャットワンが、「一流」 だとはまだまだ恥ずかしくて言え
ないけど、少なくとも津山さんを筆頭に、「一流のペットシッター
を目指して真剣に取り組んでいるスタッフがいる」 ということは
確かですニャ!!(=^_^=)
もちろん、ペットシッターにも色々な取り組み方があっていいと思
うし、実際にそういうサービスを求めている飼い主さんもいると思
うんだニャ。
例えて言うなら、こだわりの寿司職人がいるお寿司屋さんと回転
ずし屋さん。
長年の厳しい修行に耐え、晴れて寿司職人としてお寿司を握って
いる人がいる一方、同じお寿司屋さんでもアルバイトの人がお寿
司を握っている…、だけど、どちらもしっかりニーズがありますニャ
(=^_^;=)<ボクはどちらも行ったことないけどニャ
なので、キャットワンはあえて、「キャットワンの考えるサービス」
を必要としてくださるお客様のために、このスタイルを貫きたいと
思いますニャ。
まぁ、キャットワンは、飼い主様の、「安心」 を作り出す、“職人気
質” なペットシッターといった感じなのかニャ?(=^。^;=)
そんな風なので、キャットワンは人材をどんどん増やして手広く
サービスを提供するってことは今後もする予定はありませんニャ。
ペットシッターという仕事に真剣に取り組めて、キャットワンの考
え方に共感してくれるような人はこれからもなかなか現れないか
もしれないけど、スタッフリーダーの鷹羽さんをはじめとする、今
現在、厳しい環境の中でも、この仕事を楽しみながら誇りを持っ
て頑張ってくれているスタッフが実際にいる以上、必ず他にも同
じ考えの人がいるはずだと信じていきたいですニャ!
だけどそんな人たちと出会うためには、キャットワンも(ボクも?)
もっともっと色々な面で頑張らないといけないニャ!(=^_^=)
最後に、偶然にも(?)このブログを読んで、「私こそ!」 って思
っちゃった学生さんがいましたら(いないかニャ?)是非是非ご応
募くださいニャ!
もちろん、さっきお話した通り、キャットワンはとっても厳し~い会
社だけどニャ~(=^。^;=)
で、ご応募はこちらからどうぞですニャ☆(=^_^=)↓
◆厳しいペットシッター修行への入口!? (=・。・;=)