「犬洗洞ができるまで2」ですニャ

昨日、キャットワンのワンちゃん美容室、「じゃぶじゃぶちょきちょき犬洗洞」 のできるまで 「1」で、「土」 と 「藁」 と 「水」  を混ぜ合わせるところまでお話したけど、それが犬洗洞の壁の大部分を占める、「土壁」 の材料になるんだニャ!


そして、「土」 と 「藁」 と 「水」 を足で良~く踏みつけて混ぜ合わせ、しばらく寝かせてから、また足で踏みつけて・・・の作業を約3ヶ月間繰り返したようですニャ!


昔なら、土壁の家を建てるときは屋外の広い敷地内に田んぼのような泥のプールを作って隣近所の人が総出で足で踏みつけてお手伝いしてくれてたらしいんだけど、さすがにキャットワン事務所の前にはそんなに広い敷地はないので、屋内に約2m×3mのプールを作って土を捏ねてたようだニャ。





↑ 2t車1台分の土を使ったんだニャ!




鈴木君が一人で夜中にプールに入って土を捏ねていたら足を泥に取られて動けなくなっちゃったみたいで、誰もいないし携帯電話も手の届かない場所に置いちゃってたしで、脱出できなくなって焦ったって言ってたニャ(=^_^;=)


そんな感じで土を寝かせてる間に、その土を塗るための下地を大工さんと、デザイナーさん自らで作ってくれてたんだニャ!





↑ 頭に釘を打ち込まれてもピンピンしてた!
 という武勇伝を持つ “不死身の大工” 狩野さんだニャ!






↑ そしてこちらは、デザイナーの為田悟さんですニャ!




今回、この “犬洗洞” のデザインは、すべてこの為田悟さん(TAGAtame建築設計)にお願いして、津山さんと鈴木君が思い描いた大まかなイメージを素晴らしい形で具現化して頂いたんだニャ!


土壁の下地には、竹を組み合わせた、“バンブーネット” と言うものを使っているんだけど、太古の昔に、人間とワンちゃんたちがともに暮らした “洞窟” をイメージしたデザインを、木とバンブーネットを使って形にしていく地道な作業でしたニャ。





↑ 入念に打ち合わせをする為田さんと狩野さん





↑ こちらはどんな難題にも答えてくれる頼れる大工さんの及川さん




自分でデザインしたものを正確に表現するために、1つ1つの形を自ら確認しながら組み上げて行くというこだわりを見せてくれた為田さん。





↑ これから注目の若手デザイナーさんだニャ!!




ここまでの作業で使っている素材は木と竹と、それらを固定する釘やビスだけ。 ボンドや合板などは全く使ってませんニャ!(建物既存の天井や壁の石膏ボードは壊せば産業廃棄物になってしまうのであえてそのままにしたようですニャ)


この下地作りが12月の中頃から約1ヶ月続くんですニャ~。


1番寒~い時期に大変でしたニャ~(=^_^=)




「犬洗洞ができるまで3」 はこちら