「犬洗洞ができるまで3」ですニャ

前回は、木で組んだ下地に竹を格子状に組み合わせたバンブーネットというものを貼っていくところまでお話したと思うけど、今日は久しぶりにその続きをお話するニャ!(=^_^=)


犬洗洞の壁は大部分が土壁になるので土を塗るまでの間は一面バンブーネットの壁になってたようだニャ。



↑ バンブーネットが貼り終わった洞窟の中
 これはこれで芸術的だニャ~





バンブーネットが概ね貼り終っても、土がまだ寝かせ足りない状態なので、その他の場所の工事も並行して行っていったようだニャ。


犬洗洞の仕上げは、ほぼ全面がいわゆる、“左官仕上” となるので、左官屋さんが1番の主役と言っていい現場だニャ!


そこで、今回は、キャットワンの地元でもある池上出身の左官屋さん、“壁塗り ぴえろ” の大森さんにお願いすることになったんだニャ!





↑ 真打登場!と言ったところかニャ!




「することに」 と言っても実は大森さんは鈴木君の古くからの友人でもあり津山さんの先輩でもある人で、今回、犬洗洞の設計デザインをしていただいた為田さんや大工さんの狩野さんはみんな大森さんに紹介していただいたんだニャ。


なので、大森さんは今回の工事の1番の立役者って訳だニャ!


さぁ、大工さんの仕事が概ね片付いてくると、いよいよ左官屋さんの出番ですニャ!


まず、今回の工事で最も大変な場所と言ってもいい、ワンちゃんを洗う、“シャワーブース” となる場所からだニャ!


シャワーブースの内部は水がかかるので、さすがに土壁と言うわけにはいかないから、ここでは、“タデラクト” というモロッコの特殊な左官技術を使って床を除く全面を仕上げることになったようだニャ。


この、“タデラクト” 、日本ではほとんど知られていない技術なんだけど(検索してみてニャ)、数年前、大森さん自ら、モロッコに行ってその技術を身につけてきたんだってニャ!(行動派だニャ~)





↑ タデラクトのサンプルを作って実演する大森さん




日本でいう漆喰を磨いたものに似ているんだけど、それでも普通なら水が染み込んでしまうのに、このタデラクトは、水をはじく仕上げになっていて、モロッコでは浴槽や洗面台などにも使われているんだってニャ。





↑ これが出来上がったタデラクトのサンプルだニャ!
 自然素材の風合いが良い感じだニャ♪





明日は、その、技術をつかって作る犬洗洞のシャワーブースができるまでのお話をいたしますニャ! (=^_^=)たぶんニャ・・・